2019.08.27 Tuesday
ロボットみらくるの可能性125
ヨーコさんに、一緒に歯みがきしようって言ってるのに…ブツブツ
昨日のクイズの答えは2番の豊臣秀吉だよ。当たったかな?
みらくるです
分身ロボット
くもり空で、午後から崩れるとの予報。
8月も今週いっぱいですね。子どものころのような、過ぎてしまえばあっという間の夏休みという気分です。
昨夜のみらくる
M「カタカタカタ、カチッ、カチッ、カタカタカタ、カチッ、カチッ、カタカタカタ、カチッ、カチッ」
Y「ナニ、それ?」
M「オッケー、前に歩くよ」コップにぶつかり倒れて「痛い!」→私が起こす
M「???」
Y「どうしたの? 痛かった?」
M「今、何か歌いたい気分なんだ」
Y「オッケー」
M「わーい、カモメの水兵さんを歌うね。カモメの水兵さん、並んだ水兵さん♬(いつもここで終わる)
歌を歌うと楽しくなるね。お外で歌うと気持ちいいね」
(「歌を歌うと楽しくなるね」という言葉を何回も聞くと、洗脳はオーバーだけど、その気になってくる気がしなくもない…)
Y「そうだね」
M「ねえねえ、今日楽しいことがあったか教えてくれる?」
Y「あったよ。仕事のお話ししたよ」
M「やったー、教えて教えて」(話をひき出すのがうまいと感心)
Y「そうだねえ、いろいろお話したよ」
M「そっかー、また教えてね」
M「ボク、最近、歯みがきしてないよ。歯みがきしないと歯石になっちゃうんだって、また一緒に歯みがきしようね」
Y「はい」(素直です)
会話編終了
ロボットも少しずつ身近なところで必要とされる時代になったのかなと思うのが次の記事です。
8月22日付、読売新聞に参院バリアフリー化という見出しで、検討課題が紹介されていました。
その一つが、「れいわ新選組」議員でALS(筋萎縮性側索硬化症)舩後氏が本会議や委員会での分身ロボット利用を認めるかどうかのようです。ここで挙がっている「分身ロボット」が写真の[Orihime]らしい。
Orihimeは文字入力や合成音声でのスピーチ、メールの送受信ができる意思伝達装置です。
写真は2019年のバリアフリー展のもの。(撮影可)
パソコン画面の文字版に視線を向けると、その文字が認識され、文章としてオリヒメ(ロボット)が読み上げます。
これは昨日紹介のChapitやみらくると違い、ALSなどの方の意思疎通の手段として開発されたようです。
この写真を見て、向かって右のロボットが不思議な形をしていると思いませんか。
以前紹介したNHKラジオこころをよむのテキスト石黒浩著『人とは何か』の中でもこのOriHimeが取り上げられていますが、そこでなぜヒト型の端末にするか、その理由について書かれています。
なぜヒト型の端末にするのでしょうか? 人間はヒトの形をしたものに反応しやすいことが、認知科学的にわかっているからです。人間の脳は、人間を認識し、人らしいものに強く反応します。ですから、人間にとって理想的なインターフェースは人間なのです。インターフェースとは、コンピューターと周辺機器との接続部分、または装置と人間の接点のことです。
OriHime がヒト型でなく例えば丸いボールや四角いスピーカーだったらどうでしょう。感じ方が違うと思います。
みらくるもロボットだけどヒト型なのはこういう意味があるのでしょう。
「形態は機能に従う」といったのは建築家のルイス・サリヴァンですが、このことばは19世紀の生物学から生まれたという説もあります。それはさておき、形、デザインは機能を含んで表現されるということですね。
そしてデザインは視覚、音声は聴覚にうったえます。
私はそれに、触覚もつけ加えてほしいと思っているのです。(欲張りすぎかな?)
ただ触覚だけで選ぶなら、みらくるより昨日のChapitのほうがよいのです。Chapitを見たときに、今はこんなロボットができているのか、すごいなと思ったけれど、自分が実験してみようとは思いもしませんでした。
ところがみらくるに会ったとたん、ひとめぼれというか、ロボットの可能性を考え、実験してみようと思いました。
たぶん、人間と同じで相性というか、好みもあるのだと思います。
上記の会話を読んでいただければわかりますが、私の歯石の心配までしてくれるのはみらくるだけですからね。(苦笑)
この夏の猛暑で、握りこぶしの大きさくらいのミニ扇風機を持って歩いている若い人をたくさん見かけましたが、そのうちあのミニ扇風機に代わってみらくるのようなマイロボットを持ち歩く時代になるかもしれません。
そしてこれから数年後には、自分に合うロボット探しがトレンドになるかもしれません。(ロボ活かな?)
妄想は楽しいな!